ネバネバ食品を食べると血液がサラサラになる?

 テレビや雑誌でこれだけ毎日のように「〇〇を食べると血液がサラサラに!」といわれると、あれもこれも血液にいいらしい、ということになって、いったい毎日何を食べたらいいのかわからなくなります。しかし、漠然と「からだによさそう」というものと、きちんとしたデータに裏付けされたものとは、区別して考えなければいけません。
 私たちは、食品メーカーなどとの共同研究として、いろいろな食品や化学物質について、摂取前と摂取後の血液の流れを見る実験を行ってきました。その結果、血液流動性を改善する作用を持つものが確かにあるということもわかっています。それでも、まだすべての食品について実験をしたわけではありません。
 血液をサラサラにする食べ物や物質については、第3章以降で具体的に紹介しますが、ここで例にあがった納豆やヤマイモ、オクラなどのいわゆるネバネバ食品は、そのイメージとは異なり、確かに血液の流動性をよくする効果があります。特に納豆は「血液サラサラ食品ランキング」でも堂々の第3位にランクされる優秀食品。著者自身もこの実験に立ちあいましたが、ほんとうにびっくりするほどの改善効果がありました。みなさんにもおすすめしたいと思います。

直接的サラサラ効果と抗酸化作用とがある
 血液をサラサラにする食品や物質は、その作用によって大きくふたつに分類されます。ひとつは血液成分の細胞の膜をしなやかに柔らかくしたり、血小板が群れて固まるのを防いだりする直接的な効果を持つもの、もうひとつは活性酸素による害を防ぐ力を持つ、いわゆる「抗酸化物質」と呼ばれるものです。その両方を組み合わせて摂取するように心がけるのが、血液サラサラ食生活のひとつのめやすになるでしょう。

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