ドロドロの血液の画像って動脈硬化のことですか?

 「動脈硬化」とは、加齢とともに動脈の血管壁がしなやかさを失って硬くなった状態をいいます。怖いのは、動脈硬化が進んでますます血液が流れにくくなると高血圧を招き、やがては血管が詰まって、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞といった生命にかかわる病気への近道になるということです。
 血液の流れが悪くなる、という点では、確かに「ドロドロ血液」と「動脈硬化」は似ています。しかし、大きな違いがふたつあるのです。ひとつは、ドロドロ血液は太い血管ではなく、それが枝分かれしていった先の細い細い毛細血管の血液状態を観察するものであるのに対して、動脈硬化は文字通り太い静脈の状態をいうという点。もうひとつは、ドロドロ血液は血管ではなくその中を流れる赤血球や白血球、血小板などの細胞成分の健康状態が悪いことをいうのに対して、動脈硬化は血管そのものの状態を指しているという点です。

ドロドロ血液こそ動脈硬化の危険信号 
 しかし、見方を変えれば、このふたつは重要な点で共通しているともいえます。それは、「原因」と「行き先」が非常に近いという点です。どちらも偏った食生活や肥満、運動不足、ストレス、喫煙習慣などから起こりやすく、そしてドロドロ血液を放っておくと動脈硬化を経て、心筋梗塞などに発展することが考えられるからです。
 太い動脈は枝分かれして次第に細くなり、やがては髪の毛よりもはるかに細かい毛細血管となり、全身のすみずみまで酸素や栄養分を運びます。そして、それがまた何本も集まって太くなり、1本の静脈となって心臓に戻っていきます。血液がドロドロして毛細血管の流れがとどこおれば、太い血管の流れも悪くなり、動脈の健康状態も悪化していくのです。

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