血液と血管の謎 16

たこの血液は何色でしょうか。

人間やライオンなどの哺乳類、トカゲやヘビなどの爬虫類、カエルやサンショウウオなどの両生類や魚類の血は赤い色をしています。
でも、動物の血の色はみんな赤いと思ったら大間違いです。
なかには、青い血を持つものもいます。実際、イカやタコ、貝などの軟体動物、カブトムシやトンボなどの昆虫類の血は青い色をしています。
その色の違いは、どこから来るのでしょうか。
これは、血液中に酸素や二酸化炭素を運ぶための成分として「ヘモグロビン」を持っているか、「ヘモシアニン」を持っているかの違いです。
赤い血にはヘモグロビンという鉄分を持った成分が含まれています。
鉄は酸化すると赤くなりますが、そのため常に酸素や二酸化炭素を運んでいるヘモグロビンは赤い色をしているのです。
これに対して、ヘモシアニンには銅の成分が含まれています。
銅は酸化すると青くなるので、ヘモシアニンが含まれている血液は青い色をしているのです。

なぜ血液は固まるのでしょうか。

正常な血液は血管の中をいくつかの層になって流れています。
中央を血球が、血管壁付近を血漿成分が流れています。
これは血球の中の血液を固める働きをする血小板が、血管壁に接触して固まってしまうのを防ぐためです。
また、血管のいちばん内側にある内皮細胞には、血液が固まらないようにする特別な作用が働いています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket