血液と血管の謎 15

次に、老廃物の運搬です。
全身の細胞では常に新陳代謝が行われていますが、それに伴って老廃物も大量に生み出されます。
これらの老廃物を運搬することも血液の大切な役目で、細胞から集められた尿素などの老廃物が血液によって運ばれ、尿や汗、便などとなって体外に出されます。

次に、生体防御反応です。
この働きは、主に白血球と血漿中のグロブリンが受け持っています。
白血球の中でも、特に顆粒球は生体の防衛に欠かせない存在です。顆粒球は異物に取り付いて食べてしまうことによって、害のないものへと変えていきます。
顆粒球には他に、アレルギー反応を弱める働きもあります。また白血球の中のリンパ球も、外部の異物の侵入を防ぐことにより、からだを安全に守っています。
次に、体温の調節です。
人間の体温は常に一定に保たれていますが、これを調節しているのが血液中の水分です。血液中の水分の熱伝導率がとても高いので、体内の熱は血液によってすぐ全身に伝わります。
その結果、余分な熱は汗や呼吸とともに体外に出て行きます。次に、水分とpH調節です。
人間の体液は、細胞の中にある細胞内液、リンパ管を流れるリンパ液、細胞と細胞の隙間にある組織液、そして血液に分けられます。
その総量は体重の約半分を占めており、体液中の塩類の濃度によって、量が調節されています。また、からだの酸性度(pH)も一定に保たれており、その調節には血液が深くかかわっています。

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