血液と血管の謎 14

血液の成分の主な働きを見てみましょう。
まず、ガス代謝です。呼吸によって肺に入った酸素は、血液の肺循環と体循環によって、全身の細胞に届けられますが、このとき活躍するのが、赤血球の主成分のヘモグロビンです。
肺から酸素を受け取ったヘモグロビンは動脈を通って体中をめぐり,細胞に酸素を供給します。
エネルギー代謝によって細胞から出された二酸化炭素は、静脈を通って心臓へ、そして肺へと送られ、呼吸によって外へ出されます。

次に栄養分の運搬です。
私たちの口から入った食べ物は、胃などの消化器官で消化され、デンプンはブドウ糖に、タンパク質はアミノ酸に分解されて吸収されます。
これらの物質はいったん血液中の血漿に溶け込み、肝臓へ運ばれます。そこから再び血液によって各器官へ輸送されます。

次にホルモンの運搬です。
ホルモンという言葉は、ギリシャ語の「刺激する」という意味の言葉に由来します。内分泌器官で合成される化学物質で、その意味が示すとおり、体内の特定の器官を刺激します。
内分泌器官でつくられたホルモンのおおくは、内分泌線から出されて血漿の中に入り込み、血液によって目的の場所まで運ばれます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket