血液と血管の謎 11

血漿は血球を助ける「裏方」さんです。
血漿の約9割は水分でできていますが、そこには実に多くの成分が溶け込んでいます。
主なものには、栄養素を運ぶアルブミン、免疫機能を持ち、脂肪を運ぶ際に働くグロブリン、止血の働きをするフィブリノーゲン(凝固因子)、ブドウ糖などの糖質、ほかに塩類、脂肪、酵素、ホルモンなどです。

赤血球は酸素の運び屋ヘモグロビンです。
赤血球はおもな成分はヘモグロビンで、酸素や二酸化炭素を運びます。ヘモグロビンは鉄分を持ったタンパク質からできていて、酸素や二酸化炭素と結合しやすい特性を持っています。
血液が赤いのは、このヘモグロビンの色が赤いからです。
赤血球は、狭い毛細血管の中でも通り抜けられるようにドーナツ型をしていて、柔軟性に富んでいます。

寿命は4ヶ月ほどで、古くなった赤血球は脾臓などで処分されます。
白血球は異物の侵入を防ぐ救急隊です。白血球は主にからだを外敵から守る働きをします。
白血球は赤血球より大きく形が自由に変化しますが、顆粒球、単球、リンパ球の3つに分けられます。
顆粒球は、必要となれば血管をスルリと抜け、どこにでも出かけて細菌を食べてしまいます。
リンパ球はとても大きな核を持っていて、免疫をつくる働きがあります。
白血球の3割はこのリンパ球が占めています。白血球の寿命は非常に短く,わずか数時間で死ぬものもあります。

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