血液と血管の謎 8

さて、心臓から出た血液は「体循環」「肺循環」という2つのルートを通ってからだのいろんな器官をめぐり、再び心臓に戻ってきます。
体循環は、その名が示すとおりからだ全体をめぐるルート。
心臓から酸素をたっぷり含んだ血液が大動脈を通り、全身をめぐる旅へ出発します。
途中で小腸や肝臓などを回り、そこから得た栄養素と酸素をからだのすみずみの細胞に届け、代わりに二酸化炭素や老廃物を受け取って、ふるさとの心臓へ戻ります。
一方、肺循環は心臓から肺、そして心臓へという短いルート。
全身をめぐって心臓に戻ってきた血液は、心臓を出て肺動脈を通って肺に入り、そこで二酸化炭素を酸素と交換します。
こうしてきれいになった血液は、肺静脈を通って再び心臓へと戻ります。
このように血液は、心臓→全身→心臓→肺→心臓→全身・・・・と、体循環と肺循環を交互に繰り返しています。
この体循環と肺循環を合わせた血液の全身をめぐるたびにかかる時間は、平均して1周わずか50秒という超スピード旅行。
ゆっくり休む暇はまったくないたびなのです。毛細血管はつぎつぎにつくられています。こうして血管によって血液は全身に運ばれるわけですが、酸素や栄養素はどうやってからだのすみずみにある細胞まで届けられるのでしょうか。

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