血液と血管の謎 4

血管は網の目状になって全身をめぐり、役割に応じて複雑に姿を変えながら、末端の細胞一つひとつの生命を支えています。
もしも、血管がダメージを受けて、血液が流れなくなると、致命的な障害をこうむります。
たとえば脳。脳は絶えず、新鮮な血液を必要としているため、4分以上血流がストップすると脳細胞が死んでしまいます。
からだのほかの部分でも事情は同じで、肝臓、腎臓で1時間、心臓で3~4時間、四肢では8~12時間で細胞が死んでしまいます。
血管は地球を2周するほどの長い管です。
血液は、心臓を起点として体内の血管を巡り、その後、別の道を通って心臓へ帰ってきます。
この行きの血管を「動脈」、帰りの血管を「静脈」と言います。そして、動脈には動脈血が、静脈には静脈血がそれぞれ流れています。
心臓から出た動脈は大動脈,動脈、細動脈と,心臓から離れるにしたがって細かく枝分かれしていき、最後に毛細血管となってからだのすみずみにまで伸びています。
そして帰り道の静脈は、毛細血管から細静脈,静脈、大静脈を経て再び心臓へとつながっています。その長さは、実に9万キロメートル。つまり私たちのからだには、ざっと地球を2周するほどの長い「管」が張り巡らされているのです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket