セルフメディケーション 2

肝臓病についていえば、C型肝炎の問題があります。
現在、日本には約255万人のC型肝炎の患者さんがいると推定されています。
ところが、このうちの約100万人は、自分がC型肝炎であることすら知らないのです。
なぜかというと、これまでC型肝炎ウィルスが陽性か陰性化を調べる検査は一般的ではなかったからです。
C型肝炎の治療薬であるインターフェロンを製造している製薬会社の社員検診の項目さえ、最近になってようやく加えられたほどです。
対策としては、C型肝炎の検査を誰でも気軽に無料で受けられるシステム作りを早期に確立することです。
そのほうが、結果的には医療費を抑制する結果にもなるはずです。
C型肝炎だけではありません。
自分は血圧が高いのではないか、血糖値が高いかもしれない、と不安に思っていても、検査を受けたことのない人はかなりの数に上ると思われます。
そうした「未病」の状態だった人が、そのまま症状が進んでほんものの病気になってしまってから病院に駆け込むというのが,今日の医療の現実なのです。
糖尿病は「セルフメディケーション」のもっとも分かりやすい例です。
なぜなら、糖尿病の治療は食事療法や運動療法,体重管理など、治療そのものが未病のためのセルフメディケーションだからです。

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