適度な運動 3

しかし、毛細血管は運動をやめるとまたすぐに減ってしまいます。
有酸素運動は、週3回以上続けたほうが効果的、といわれるのはこうした理由からです。
この有酸素運動に対して、急激な全力疾走のように、筋肉への酸素の供給が間に合わない運動を「無酸素運動」といいます。
無酸素運動は、一時的に血液をドロドロにします。
負荷の高い運動をやりすぎると、血液中の赤血球が増えすぎて、流れが悪くなってしまうのです。
つまり、いきなり全力疾走をするような競技や、プールでの運動でも競泳のような速さを競うものは,血液のためにはお勧めしないということです。
中高年に人気のあるトレッキングも、いちがいに血液に良いとはいえません。
標高2000メートル前後の山を歩くなら問題はないのですが、3000メートルを超えると、人によっては高山病の症状が出てきます。
いうまでもなく、標高の高い場所では低圧低酸素状態になるためで、めまいや頭痛、吐き気、疲労感に襲われます。
このように気圧が低く、酸素が少ないような環境では、私たちの血液は白血球と血小板が活性化されてドロドロになっていることが確認されています。
つまり、高山病の症状は、おもに血液の流れが滞ったことによって起きたのです。

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