これが本当のドロドロ血液だ!

サラサラ血液はほとんど流線状です。ところが、血液中の赤血球や白血球、血小板の状態が悪いと、まとまってきれいな流線を描くことができず、ひとつひとつの細胞が正体を現してきます。もうお気付きでしょうか。MC-FANの画像のせまい通路の画像の幅は、毛細血管と同じ7ミクロンですから、直径約8ミクロンの赤血球はたくみにからだを細くして、この通路をーつまりは実際の毛細血管のなかもー通り抜けているのです。サラサラ血液の場合、その変形が目にも止まらぬ速さだったために流線にしか見えませんでした。さらに、白血球は10~25ミクロンと赤血球よりさらに大きいのです。これも健康な状態であれば通路にくっついたりせずに7ミクロンの通路を平気で流れていくのです。

『あまりにもドロドロで流れが止まることも』
ときには赤血球が迂回しきれず、ついにはすべての通路がふさがって、100マイクロリットルが流れきらないうちにストップしてしまうこともめずらしくありません。本人が一緒に画面で見ていると、びっくりして「だいじょうぶでしょうか…」と心配します。自分のからだの中でほんとうに血液の流れが止まっているような気分になるのでしょう。人間のからだはよくできていて、ドロドロ血液でも流れがとまることがないような仕組みになっています。しかしそんな血液がいつも全身を循環していたのでは、各組織の細胞にフレッシュな酵素や栄養分を運んだりできないでしょう。

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