そもそも血液サラサラは毛細血管の流れのこと

MC-FAN検査の原理についてお話しする前に、私達のからだのなかを流れている血液と血管のことをちょっと説明しておきたいと思います。私達のからだのなかを流れる血液の総量は体重の約8%。つまり、体重が60キロの人であれば約4.8リットルの血液が休む間もなく全身をかけめぐっているということになります。血液は、液体成分である血漿と細胞成分である血球とに分かれます。血漿の約90%は水分で、残りの10%はタンパク質や脂質、糖質、ミネラル、酵素などで構成されています。これらの物質が血球の働きをサポートしています。血漿は血液中の血球や栄養分を運搬するほか、体温を調節する役割もになっています。血液のサラサラ度は、細胞成分の健康状態と血漿の質によって決まるのです。血液の約半分は赤血球や白血球、血小板といった細胞成分ですから、実際の血液はサラサラした水道水のようなものではなく、トロッとした生クリーム状の液体です。指先などを切って出血したときのことを想像してみてください。あのトロッとした液体が、どうやって髪の毛の約1/14の細さの毛細血管のなかを詰まったりせずに流れることができるのか、それは最新の医学や化学でも完全には解明されていません。

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