メディアにあふれる「サラサラ」「ドロドロ」情報

 テレビの健康番組や雑誌の特集などで、毎週のように紹介されるあの画像・・・クシの歯のような装置を上から下に血液がサラサラと流れたり、ドロドロと停滞したりするおなじみの画像・・・。今、日本人の関心は「やせる」「コレステロールを下げる」から「血液をサラサラにすること」へと変わってきました。最近では「抗酸化」も関心度が高くなっていますが、これもじつは血液サラサラと関係があるのです。
 健康に関するアンケート調査などを見ても、「血液サラサラ」への関心度は非常に高いことがわかります。ところが、日本人はどうも一点ものが好きなようで、ダイエットでも肌の美白でも、何かがいい!と聞くや、すぐにその情報に飛びついて、ひとつのものを食べ続けたり、塗り続けることで解決しようとする悪いクセがあります。血液サラサラについてもしかりで、このままではスーパーや薬局の棚が自称「サラサラ食品」や「サラサラ・サプリ」だらけになってしまうでしょう。
 ここまで関心が高くなったのは、やはり血液の流れのよさが全身のあらゆる健康につながることを、誰もが認識しはじめたからでしょう。さらに、医師のむずかしい説明や、見てもよくわからない血液検査の数値にくらべ、流れがよいか悪いかがある程度誰にでもわかるのも血液サラサラ検査の大きなメリットです。しかし、血液流動性についてきちんと検証されている報道はわずかで、私たちの見る限り、最近ではいい加減な情報のほうが多くなってしまいました。
 この本では、最新の医学と医療機器の開発に基づいた正しい知識をわかりやすく解説することが目的です。

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